スキーなんて大っ嫌い!

”スキーなんて大っ嫌い!”


 ブーツを考える!

 

 
 

 

誰も教えてくれなかったブーツチューン

貴方のブーツがこんなに変わる

(カント調整について・・・・・・)

 

ブーツを選ぶ時、貴方はまず何を重視しますか??

@ 履き易くて、くるぶしや甲があたらないブーツ?
A 指先がつまらずに毛布で包まれたような感覚?
B 曲げ易く、曲げた時に靴の中でかかとが浮かないもの?

まずゆったりとしたブーツを選ぶと、のちのち広がって「ゆるく」なってしまいます。そこでほぼ
ピッタリなものを選ぶようにしてください。
普段は25cmなのに26,5cmとかを買う人がいますが、必ず1シーズン履く内に長靴を履
いてるようにゆるくなってしまいます。
もし少しでも余裕があるものを選びたいのなら、普段25cmなら25,5cmくらいを選ぶと良い
と思います。(シェル<プラスチックの部分>は25〜25,5が同じとか、24,5〜25,0cm
が同じとかメーカーによって違うので、同じシェルで大きいサイズのものを選ぶと多少の余裕
があって良いと思います。
*実際のサイズをお店で測ってもらうとわかります。

また足を曲げた時に硬いブーツは、ゲレンデの寒い所に行くともっと硬くなって曲がらなくなっ
てしまうので、温かいお店で履いた時は、なるべく柔らかいものを選ぶとちょうど良くなります。

少なくてもこのくらい曲がるブーツを選ぼう!

(注意)曲げる時は、真っ直ぐに立って腰から上は曲げずに上体の重さを足に伝える感じ
     で曲げます。おしりを落としたりするとうまく伝わらないので注意してくださいね!

 
今回は棟梁<とうりょう>こと(としおさん)がブーツを買ったので、モデルになってもらいました。
「写真撮るならもっとイイ格好をしてくればよかった!」とか、「頭のカッパハゲは撮らないでね!」
とブツブツ言うので、「どうせならもっとカワイイ女の子の方が良かった!」と私も言い返しましたが
快くモデルを務めてくれました。
お見苦しい顔・格好・センスはともかく・・・今回はカントという問題について話したいと思います。

カントって、足の骨格に合わせてブーツを左右に調整するもので、下の写真のようにブーツの
外側に六角レンチなどで回すものがついているはずです。

 ←通常は真ん中にあわせてあります。

さて、この骨格・・・・
下の写真を見てください。風呂上りに私の足の足を撮影したもので、決してセクハラ行為では
ありません。(笑)
私の場合は両膝はくっつきますが、膝から下はO脚になっているのがわかると思います・・・
特に右の写真を見ると湯上りでほんのり赤く・・・おいおい!違うって!!
骨が内反(内側に曲がっている)のがよくわかりますよね。
日本人はこのようなO脚や、両膝がくっつかない足の付け根からO脚になっている人・・・・・・
また女性ではX脚なども多く・・・欧米人のような、まっすぐなストレート足の人はほとんどいない
というのが現実です。
そこでカント調整が必要になるのですが、ショップでもカントを理解している所が少なく、どうせ
素人になんかわからない・・と思って、いい加減な接客で買わせてしまう店が多いのは残念です。

  ←内側に曲がっているのがわかります。


まず確認する事は普通の運動靴で片足で立ってみてください。

下は運動靴とブーツをそのまま履いた時の比較写真です。
左右の足を持ち上げて片足で立った時、左右のバランスを見てください。

   左足で立ってもらいました。
ブーツを履くと左肩が下がってバランスを取っているのがわかりますよね!
  

    右足で立ってもらいました。
こちらの方が肩の下がりは少ないですが、やはり運動靴とは違います。

 右足の膝が内側に入ってしまっているのがわかりますよね!

人間の足は左右が同じではありません。微妙に違っているのです・・・・
としおさんの場合は、運動靴で立った左足の時にも少し左肩が下がっているのがわかりますか?
写真を撮ったのが私なので、わかりにくいですか?? ゴメンなさい・・・
この運動靴で立った時と同じように立てるように調整するのがカント調整と言うのです!!

 ←まずここを緩めて外側に倒して止めます。

*としおさんの場合はO脚なので外側ですが、X脚などの場合は内側にする事もあります。

これだけで運動靴と同じようにバランスよく片足で立てるようになったら儲けもの・・・・・・
としおさんの場合は、私と同じように内反(上記ヌード写真参考)しているので、足首を外側に傾けるよう
インナーブーツ(ブーツの布の部分)を引き出して、ブーツの底にある底敷きを取りはずします。
ここではガムテープを何枚か重ねて貼り付けますが、としおさんの場合は内反角が右足の方が強かっ
たので内側に5枚重ね、左足は3枚重ねました。(布のガムテープが最適です。)
市販のパットを使用しても良いのですが、やはり微妙な調整にはガムテープが一番ですし、へたらない
というのが利点です。
重ねて貼り付けたら、靴底の形にカッターで切ってください。

     

このガムテープでの調整はあくまで内反に対してのものです。

続いてO脚への対応です。

ブーツのカントだけの調整では、うまく立てない場合はこんな奥の手を使います。
ここでは市販のパットを切りましたが、布のガムテープを重ねてもOKです。

O脚の骨格に合うように、パットをインナーの内側くるぶしの上に貼り付けます。

    

さて、実際に比較してみましょう!

  
    (無調整)          (調整後)         (運動靴)

どうです?わかりますよね??
無調整のまま右足だけで立つと、膝が内側に入って右肩が下がり、上体がやや左にまわっている
ようすがありますが、調整後は運動靴と同じように無理なく立っているのがわかります。

     
  (未調整)            (調整後)          (運動靴)

もともと左足だけで立った場合、運動靴の段階で少し左肩が下がる要素があるので、無理に多く
外側に傾けて調整する必要はありません。

どうです?
こんな説明でわかりますか・・・・・??
「としお」さんは、自分でも違いがわかるくらい変ったと言っていましたが、間違いなく立ち易くなるはず
ですし、安定してくるのが自分でチェックできます。
一度、自分のブーツを確かめてみてください。


それぞれの足の骨格に合わせて調整するのですが、あくまでも人によってまったく傾け方が違います。
仮に「としおさん」が購入したままのブーツで滑ると、両膝が内側に入りすぎてエッジが立ち過ぎ・・・・
くの字姿勢が強い滑りとなります。

ブーツで上達の60%が違う! と言いますが・・・
やはりそういう事がわかるショップで購入する事が大切です。
しかし、残念ながら・・・・そういうショップは本当に少なく、ただ安売りに走ったり・・・、安易な説明で納得
させて残り在庫を購入させられてしまうケースは本当に多いのが現実です。

熟練したスキーヤーは、床の上でプルークの姿勢を見ただけでその人の技術がわかりますし・・・
ブーツのプロショップは、歩き方を見ただけで骨格がわかる・・・

みなさんの豆知識として、参考になればありがたいと思います。

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